その35 「怨念」この文章を通じて怨念を送るという消極的な反撃。
先日、大学の友人に呼び出されて横浜へ行ってまいりました。
今思えば、何をするのか聞けばよかった。
そんな後悔たっぷりの横浜への小旅行でした。
横浜は大学受験で行って以来かな?
1年半ぶりの横浜。
まぁ、とにかく横浜に夜の21:00くらいに到着。
お迎えはまだチョット時間がかかりそう、ということでパチンコ屋へ。
15分たらずで夏目漱石2人が戦死したところでお迎え到着。
とりあえず、ラーメン屋へ。メンバーは自分を含めて4名。
ココのラーメン屋での他3名の会話からして、様子がおかしいことに薄々気づいていた。
「・・・コイツら、肝試しを計画してない・・・??」
騙された。
肝試しと分かっていたら横浜なんか絶対に来なかった。
肝試しの計画があったのは知っていたが、まさか今日とは・・・
バイトから入院説までいろいろな断る理由を考えておいたのにぃ!
そう、僕は大のオバケ嫌い。
僕は幽霊なんか信じてません。
でも居たら怖いのでやっぱ嫌です。
だいたい、幽霊の方も迷惑千万でしょう。
「なんで俺が怖がられなきゃいかんのじゃー!」ってキレてると思います。
そのパワーが我々に悪影響を与えるんだと思います。
よって肝試しなんかするべきではない。
なんて事を言ったところで、今の悪魔3人の勢いは止まるわけもないので説得を諦める。
さて3人の悪魔と囚われの善人(俺)はどっかの暗い公園へ。
1人きりではなく、みんなで行きました。
途中で1名の悪魔の「ココであった自殺話」は聞かなかったことにしてゴール!!
やったー!肝試し終了!!ウレピー!!
でも公園を20分くらい歩いていたのでちょっと疲れる。
みんなの意見によりパフェを食べに行く。
「サラダと・・・チョコレートパフェ4つ」
男4人が全員同一のパフェを食べているという異様な空間を作りつつ談話。
「さぁ、夜も長い。次は何処にする?」
・・・悪魔め!
鎌倉の何とかトンネルという有名な心霊スポット行きの案は却下。
結局、さっきの公園に別ルートから行く、ということに決定。
一人で。
ひとり?
うそ?
何が出るかわからない見知らぬ彼方の地で20分も一人で?
夜中の2時に?
悪魔め!!
でも色々な要素が僕を「大丈夫」と勘違いさせてきました。
・さっき行った公園であること。
・トンネルがあるけど明るいこと。
・ほか
以下ご想像下さい。
かくして僕は1人でトンネルに対峙しております。
結構、長い。でも明るい。
大きな道路から聞こえる車の音が、人がいる、という安心感を与えてくれる。
僕は歩く。歩く歩く。歩きに歩く。
トンネル1/5地点。
車の音が小さくなってきて、自分の足音しか聞こえなくなってきた・・・
怖いよぉ・・・
トンネル2/5地点。
もう完璧に足音以外、何も聞こえない!やばい!
後ろを振り返ったら絶対にナニかに殺られる!!!
ピチャッ!という水の音に全身に鳥肌。
トンネル3/5地点。
もうダメだ!猛ダッシュ!!
トンネル4/5地点。
加速。加速しつづける。アイアムスピードフリークス。
終点。
抜けた!やった!俺は勝ったぞ!
お前ら(?)、ザマアミロ!!
ふぅ、久々にこんなに走ったぜ・・・
さすがの奴らも俺には追いつけなかったようだなフフン。
さて・・・
ん?
んんん?
またトンネル?
絶望・・・
トンネルとトンネルに挟まれる俺。
しかし、ふっと横に目をやると暗い暗い階段が!!
光が見えた!!(暗いけど)
またトンネルを通るくらいなら暗い階段の方がマシ!!
いぇい!暗い階段万歳!!
(今、思い返せばこの時は神経が麻痺してたのかも。)
階段を降りきる。
死角から犬の散歩をしてる人が飛び込んでくる。
「おおぅ・・・」
お互いに変な声を出してしまい、お互いから逃げるように先を急ぐ。
そして・・・
無事にゴール!
おめでとう、俺!
自分に勇者の称号を与えてあげたい気分でした。
別ルートからこれまた1人で来ていた悪魔も到着。
他2名はなかなか来ない。
うろうろする。
そして、公衆トイレの近くに近寄る・・・
10秒後、そこには踊り狂う悪魔3人組としゃがみこむ僕の姿。
ナニがあったと言うのか?
なぜ、僕はしゃがみこんでいるのか?
悪魔は「腰を抜かした」と言っていましたが、そうではありません。
ヒザが笑って立てなかっただけです。
腰を抜かしたんじゃなくて残念でした!!
って同じようなモンか。
では何故、
腰を抜かしたしゃがみこむ事になったのか?
答えは簡単。
トイレの建物の陰から驚かされたからです。
いえいえ、タダ驚かされただけではありません。
クラッカーという小道具を使われたからです。
パーティーとかで使われるものですね。
↓こういう感じの。
↓これが「クラッカー」
↓こういうのだってば。
以上のようなモノが「クラッカー」ですよね?
どっかの成人式でお偉いさんに向けてぶっ放される「クラッカー」ですよね?
↓今回使用された「クラッカー」
(注:白い四角い物体はMDです。)
コレは「クラッカー」とは言いません。
バズーカって言うんです。
コレを見たときの衝撃と脱力で腰が抜けました。
「もう俺は 何も言う気がしない ハトポッポ」